@article{oai:kobe-c.repo.nii.ac.jp:00002099, author = {DAVID, Cathy.N}, journal = {女性学評論, Women's studies forum}, month = {Mar}, note = {P(論文), どのようにして今のアメリカの女子学生たちに女性学を教えたらいいのだろうか?女性学は,一つの研究分野として対抗する(oppositional)学問として始まった.それは,従来の伝統的な学部の外で機能しはじめ,また大学内と社会全体に新しい問題をなげかけた.しかし,私たちがクラスで現在教えている若い女性たちは女性学の根底となる多くの考え方をもって育ってきた.たとえばすべてを手に入れることができる(キャリアへの挑戦,協力的な夫,行儀のいい子供たち)と思う若い女性は年々増えてきている.彼女たちは,同一労働に対する同一賃金を当然と思っているし,また生殖の自由も当然と思っている.歴史のなかで女の地位が認められている教育を平等に受けることを当然のことと思っている.これらのことを当然視するのは正しいのだろうか?どれだけアメリカの女は本当に変ったのだろうか?現在,今まで女たちが得たものが,将来抹消されてしまわないように,新しい世代にこうした問題を問うことが重要である.今日の女性運動はアメリカの歴史のなかで第三期になる.女性の権利のためのエネルギ-あふれた運動は,18世紀の終わりと19世紀におこっている.しかし,そのような女性が行動した時期の間には,フェミニズムに対する反動および反フェミニズムの時期があった.過去の歴史を考慮して,広大な社会的意味をもつ一つの研究分野として1988年度における女性学の働きを考えることが大切である.}, pages = {67--80}, title = {アメリカの女性学における今日の問題}, volume = {2}, year = {1988} }