@article{oai:kobe-c.repo.nii.ac.jp:00002120, author = {HEETER, Michelle R.}, journal = {女性学評論, Women's studies forum}, month = {Mar}, note = {P(論文), Ralph EllisonのInvisible Manでは、女性達も又、目に見えないものとして扱われていることがわかる。Ellisonの書く多くの女性は、陰のように、はかない。そしてEllisonが、より完全に描き込もうとした女性の殆どは、醜く、不愉快なステレオタイプである。Ellisonの描く女性の登場人物に、単なるステレオタイプ以上のものを読み取る批評家達の姿勢は正しいといえる。彼らは多くの場合、彼女達の原型について論じている。しかし、このような方法は、Ellisonの女性が果たす他の2つの重要な役割を見逃していると、私は確信する。Invisible Manに登場する女性達は、主人公を社会の本流から脇に追いやる筋だてに一役かっている。この小説の様々な箇所で、彼女達は、活動的な敵対者や陰謀者としてではなく、inbisible manを封じ込める、あるいは彼に対抗する力の象徴になっている。そのような物語の構成上の役割に加えて、この小説の女性達は、Ellisonの人種間と同じく男女間にも見られる権力関係の追求に、また別の役割を果たしているといえる。本論はEllisonの世界に於いては、究極的には人種差別と男女差別の政策の間に大差はなく、男性、女性を不当に否定する残酷な権力があるのみであることを、示そうと試みるものである。犠牲にされ、また、他者を犠牲にする女の登場人物を創り出すことによって、Ellisonは、不平等な者どうしの関係に必然的に介在する搾取の現実を例証しようとした。}, pages = {37--56}, title = {The Woman Question: ラルフ・エリスンのinvisible Manに於ける性と権力}, volume = {4}, year = {1990}, yomi = {ヒーター, ミッシェル} }